第7章 殿下!
「アルスちゃん‥」
里奈は部屋につれていかれた
外には兵士達がいる
「やっぱり‥」
里奈は窓の外を確認しゆっくり隣の部屋に向かった
「殿下‥」
ダリューンはうろちょろしている
ナルサスは落ち着いている
「ん?」
窓の外から誰かがやってきた
「な‥」
里奈はダリューンに静かにするように言った
「アルスちゃんの所へ行こう」
里奈は小さめな声で言った
「ナルサス?」
ナルサスは机に指でなにかをかきはじめた
里奈とダリューンは顔を見合わせ頷いた
「そろそろだな」
ナルサスはニヤリと笑った
すると外では兵士達が慌ただしく動いていた
「火事‥火事だ!火事だ!」
三人は外に出た