第6章 追放
「里奈は目を覚ましたか?」
「はい‥」
すると兵がやってきた
「国王陛下がこちらに向かっております」
「何!?」
急いで向かうとアンドラゴラスが椅子に座っていた
「アルスラーン‥」
(なんでここに‥)
アルスラーンの肩は震えていた
「父上‥ご無事でなによりです‥」
「そこにいるのは里奈か?」
里奈は前に出た
「お久しぶりです国王陛下」
「アルスラーンの幼馴染だったな‥」
「はい‥」
「アルスラーンよ‥五万の兵を集めるまで私の前に現れるな!」
「アルスちゃん!!」
ダリューンは唇を噛み締めた
(追放‥なぜ殿下が!!くそっ‥)
「父上‥」
「里奈‥!貴様のせいだ」
「え?」