第16章 いざ!王都へ!!
「傷があさくてよかったな」
「いたっ!?エトワール‥もうちょっと優しくして‥」
「うるさい!止血もかねて強くしているのだ!」
「里奈は誰かと戦ったのか?ルシタニアの兵で里奈がこのような怪我をするとは思えぬ」
里奈はサームと戦ったことを話した
「そうか‥」
「ダリューンがいなかったら私はもっとひどい怪我をしてたと思う」
里奈は腕にまかれた包帯をみながらいった
「ダリューン里奈を守ってくれてありがとう!皆もありがとう!」
「アルスラーン殿下‥アンドラゴラス国王陛下の事ですが‥」
「火葬は頼まれたとおりしておきました。あとは殿下に任せます」
「墓に‥墓にいれてあげたい」
アルスラーンは涙をこらえている
(そうだよね‥悲しみにくれるまもなくルシタニアの兵と戦うことになったんだもんね‥)