第16章 いざ!王都へ!!
「サーム!さっさと小娘をやってしまえ!お主ならすぐにやれるだろ?」
だがサームは躊躇ってしまう
「サーム!」
「お前は俺との戦いに集中したほうがいいんじゃないのか?」
「はぁ!!」
サームはいきおいよく里奈に剣を振りおろした
「落馬させろ!そして殺せ!!」
「すまんな里奈‥」
里奈はなんとかかわした
「殿下‥」
アルスラーンはなかなか戻ってこない二人が心配になってきた
「殿下!ダリューン様と里奈様がお戻りになられました!!」
エラムが慌ててやってきた
「ダリューン!里奈!無事か!?」
「私は大丈夫ですが‥里奈が怪我をしております」
里奈は腕から血をながしていた
「ファランギース!エトワールも里奈の手当てを頼む」
エトワールは城の中で兵とともにいたのだ