第12章 嵐 ルーム
~ 櫻井side ~
生放送の番組が終わり 、家路につく 。
玄関に 潤が入ろうとしていた 。
「 お疲れ様 、おかえり 」
松「 あ 、翔さん ただいま 」
家に入り 、リビングの扉を開けようと 、ドアノブに手を掛けた 。
中から聞こえる声 。
ん ... ? 何か いつもと違う ...
変な違和感を感じ 、少しだけ扉を開ける 。
入ってすぐのソファには 俺ら以外の3人 。
え ... 、裸 ... ?
後ろ姿しか見えないが 、智くんの上でにのが揺さぶられ 、甘い声を上げている 。
おいおいおい ...
チラッと潤の方を見ると 、多分俺と同じ気持ちなんだろう ... 、複雑な顔をしている 。
「 どうする ? 」
3人に聞こえないように 、小声で潤に尋ねる 。
松「 ... どーしよ ... 。」
しばらく2人で立ち尽くした 。
すると 、雅紀が俺らに気付いたのか 、ニヤリと微笑んだ 。
相「 かず ... ? おーちゃんの方向いて ... 」
そう言うと にのの身体を持ち上げ 、智くんと向かい合わせの格好にさせる 。
智くんにギュッとしがみつき 、快感に目を閉じて耐えている 。
雅紀が智くんに目配せをすると 、
大「 ちゃんと俺の顔見て ... 」
両手でにのの顔を包み 、半ば強引に自分の方を向かせた 。
にのが薄らと目を開ける 。
二「 ... っ!しょ ... ちゃ ... 、じゅん ... く ... 」
俺らに気付いたらしい ...
さ ... どうするかな ...
二「 や ... だ っ 、見ないで ... 、んあぁ!」
智くんの腰が にのを突き上げる 。
大「 あれぇ ... 、すっげぇ締まるけど 、見られて感じてるの ? 」
智くん ... ドSだな ...
二「 や っ あ ... 、ちが っ ... う ...! んあぁ 、だめ ... 、イっちゃ ... 、んん っ ... 」
ビクンと身体を反らせると 果ててしまったようだ ...
相「 またイっちゃった ... 、何回目 ... ? 」
雅紀がまるで力が入っていないにのの顎をグイッと上げ 、唇を塞ぐ 。
... こんなの見せられたら 俺らだって ...
潤と顔を見合わせると 、にのへ近付いた ...