第39章 松本 ルーム 7
~ 松本side ~
「 ん ... 」
目を覚まし 、重い身体を起こすと 、隣には裸で眠る翔さん 。
時計に目をやると 、もう既に昼を過ぎていた 。
「 翔さん 、起きて 」
優しく肩を叩いて起こすと 、翔さんの手が 俺の手首を掴み 、そのまま抱き締められる 。
「 わ ... っ 、ちょ 、もう昼過ぎてるよ ... ? 」
櫻「 ん~ 、もうちょっと ... 」
「 だーめ!今日雑誌の取材入ってるんだから っ ... 」
そう言って 、翔さんから逃げるように立ち上がった 。
櫻「 はいはい ... 」
服を着て 、仕事に向かう準備をする 。
「 ね 、今日一緒に行こっか 」
櫻「 そうだな 、あいつらにも仲直りしたって報告しないとな 」
翔さんと2人で仕事に向かうなんて 、いつぶりなんだろう ...
櫻「 ほら 、時間 。行くぞ 」
行くぞって ... 、俺の車でしょ ?
昨日と同じ状況でも 、昨日のような気まずさはない 。
むしろ 、2人でいられる状況が嬉しい 。
このままどっか遠い場所に ...
行けるはずもなく 、仕事場に着いてしまう 。
櫻「 お疲れ 、ほら 手 」
車から降りて歩き出すと 、俺の前に差し出される手 。
翔さんからこんなことしてくれるなんて ...
嬉しくて俺はすぐに手を繋ぐ 。
そのまま 楽屋へ入っていった 。
相「 おはよー っ て 、あら ... ? 」
二「 やぁね 、朝から ... 」
どこの主婦だよ ...
「 昨日は心配かけてごめん ... 、でもこの通り 、仲直りしたから 」
大「 ふふ 、それはよかった 」
二「 ... 翔さん 、服昨日と同じっすね 」
にのは本当に目敏いんだから ...
櫻「 ま 、仲直りっつったら そーゆーことだろ ? 」
相「 アツアツだったんでしょうね ♪ 」
大「 いつまで手繋いでんの 」
大野さんに言われて 、慌てて手を離す 。
櫻「 いいだろ 別に 」
そう言って 、また翔さんが俺の手を取る 。
もう ... 、どんだけ俺を惚れさせれば気が済むの ...
ばか翔さん 、大好き ... ♡
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