第29章 櫻井 ルーム 5

～ 二宮side ～

翔さんたら 、絶対俺のことナメてる ...
いつもは 俺が翔さんに翻弄されてるから 、俺には無理だなんて思ってるんでしょ ?

でもね 、俺だって翔さんのこと滅茶苦茶にイかせたいって思うんだからね ...

｢ 翔さんのココ 、美味しそ ... ｣

握っていた翔さんの自身の先を咥えると 、溢れ出る雫をチュウっと吸い上げた 。

櫻｢ あぁ っ！｣
｢ ふふ ... 、翔さんの味 ... ♪ ｣

いつも俺を虐めるソレは 、俺の手の中でビクビクと脈を打っていた 。

｢ 俺にこうやってされるのは 、どんな気分 ... ? ｣
櫻｢ はぁ ... っ 、たまには ... 、悪くないかもな っ ... ｣

また強がっちゃって ...

自分の指に涎を纏わせ 、ヒクついた蕾にあてがった 。

櫻｢ ちょ っ 、おま ... 、本気かよ っ ... ｣

どうせなら俺の気持ち 味わってよ ... ?
ココに大好きな人が入ってきたら 、どんな気持ちになるのか ...

｢ 本気だよ ? 翔さんは 、俺とするの嫌 ... ? ｣
櫻｢ 嫌っていうか ... 、俺コッチ初めてだし ... ｣

上から見下ろした翔さんの表情に 、さっきまでの余裕はなくなっていた 。

｢ 大丈夫 、俺もコッチは初めてだから ... ｣

翔さんがいつもしてくれるように 、じっくり ゆっくり 、周りを解す 。

櫻｢ な 、なんか ... 、変な感じ っ ... ｣

近くに脱ぎ捨てた服をギュッと握り締める翔さん 。

... 何か必死でカワイイ ... (笑)

どうしよう ... 、そんなことされたら ... 、もっとしたくなっちゃう ...

俺はゆっくりと指を中へ進めた 。

櫻｢ ぅあ っ ... 、何 ... コレ っ ... ｣
｢ 気持ちいいでしょ ... ? 大好きな人に自分の身体を操られる感じ ... ｣

指が完全に中へ入ると 、イイトコロを探るように指を動かした 。

櫻｢ やめ っ ... 、はぁ ... っ ｣

じんわりと汗をかいた額に 、前髪が張り付いていた 。