第77章 2代目死神の時間
細胞は…1ミクロンのズレも無く並べられ…優しく接着されていく。
「修復できない細胞もあるので、均等に隙間を作り、先生の粘液で穴埋めします。数日のうちに彼女達自身の細胞が再生して置き替わるでしょう。」
その凄い技術に目を見張る竹林
「血液も少々足りません。AB型の人、協力を……。結衣さんのも足りないですね。A型の人もご協力を。」
イトナとカルマからAB型の血を貰う殺せんせー
手を差し出した、渚と矢田さんと速水さんからA型の血を貰う殺せんせー。
「中村さん、破壊された誕生日ケーキを拾ってきて先生の口に!!」
「はァ!?土まみれでグッチャグチャの生ごみだけど?」
「エネルギーが必要なんです!!戦闘中もずっと食べたかったし!!」
言われた通り口に入れる中村さん……。
うまいうまいと言いながら手術を続ける殺せんせー。これで、真面目にやってるか凄いよね……
「…ふぅ、あとは心臓が動けば蘇生します ”生徒が学校でどてっ腹をぶち抜かれた時の対処”マニュアル通り完璧なはずです。」
「「そんな大惨事フツー想定してねーよ!!」」
「…今だから言いますが…例え君達の体がバラバラにされても蘇生できるよう備えていました 先生がその場にいさえすれば……(先生が生徒を…ちゃんと見てさえいれば!!)」
そうして、電気ショックを二人に与えた殺せんせー。