第77章 2代目死神の時間
「この狭いバリアの中では最高速度までは出せんがな 要するに基本性能が倍という事。二代目の超人的な動体視力と直感力は…触手によって増幅され超音速の世界にも容易く順応した。
。素人の子供と違ってあっという間に触手に慣れた……そこにいる初代がそうであったようにな。」
なんとか防御していた殺せんせーだったが顔面に頭突きを喰らう
そして追い打ちの連打を喰らって吹き飛ばされる
「最大の違いは…あのタコやお前達と違い、継続的運用を考慮に入れない触手設計……要するに彼はメンテナンスの必要がない使い捨てだ。寿命は3ヶ月も無い代わりに凄まじいエネルギーを引き出すように調整できた。もちろん死ぬ時も爆発する危険は無い仕組みだ。ハハハハ!安全で完璧な兵器だろう!!」
「…そうやっていつも…他人ばかり傷つけて…自分は安全な所から…!!」
「そうよ!あんたのせいで……あぐりんは死んだ!!あんたなんかに出会わなければ……あぐりんは……」
「…そう思うかね?俺に死の覚悟が無いと…そう思うかね?というか、おまえが、宮前結愛……だったとは気づかなかったよ。」
「まさか」
「命などもうどうでもいい 俺から全てを奪ったお前さえ…殺せれば……関節・筋繊維・脊髄・神経 全身でなくとも要所に触手を少しずつ埋め込めば、人間の機能を保ったまま超人になれる。」