第75章 作戦、助けの時間
業side
すると烏間先生がはいってきた。
「「烏間先生!!」」
「…お願いです、出して下さい 行かせて下さい、学校に」
「そースよ!!烏間先生ならここから俺等を出せるでしょ!!」
「…君等が…焦って動いて睨まれた結果がこの監禁だ こうなっては俺も何もしてやれない 行きたければむしろ待つべきだったな。宮川みたいに逃げられたなら、いいとしてな。宮川のことは黙秘しとくよ。
警備の配置が完了して持ち場が定まれば人の動きは少なくなり油断も生じる5日目以降…といったところか そこまで待てば包囲を突破できたかもな
万が一ふもとの囲いを抜けれても山の中でバリアの中に入る前に捕まるだろう。
山の中を守るのは…君等を拉致した精鋭部隊だ ”群狼” の名で知られ渡る傭兵集団 ゲリラ戦や破壊工作のエキスパートだ。30人にも満たないが、世界中の山岳や密林で恐れられた彼等は少人数で広い山中を防衛するにはまさに適任だ。そしてそんな猛者達のリーダーが… “神兵” と渾名されるクレイグ・ホウジョウ。
素手でライオンを引きちぎるという戦闘力に加え…地球上のあらゆる戦場で経験を蓄えた最強の傭兵だ。さっき初めて直に見たが…あれは異常だ。どう考えても俺の3倍は強い。戦闘でひとたび奴を本気にさせれば勝ち目は無い…だからもう諦めろ。」