第64章 受験の時間
「…カルマらしいや」
「渚も受けたいとこあんだよね、高校……。」
「…うん、結衣も茅野も、杉野も皆も…お別れだね。もうすぐ……」
「きっとまた、会えるよ。約束しない?なりたいものになれたら、3年E組に行くってこと。この日に。」
「「え??」」
「私は……世界No.1のモデルになって見せるよ。それぞれの夢がかなったら、カルマ、カエデ、渚、杉野君、ゆきちゃんそして、私で集まるの。3年E組の教室で。期限は……7年後にしよっか。」
「「うん!そうしよう!」」
「私は……朝ドラとか演じるのが夢かな。」
皆で会う……。渚は多分……先生になるでしょうね。
「じゃー、皆、またねー!」
「「じゃーね!二人とも。」」
私は7年後までに、世界No.1のトップモデルになって見せるよ。きっとね。