第60章 ぶつかる時間
新学期そうそうに集められた私達……
「テメェーが呼び出すなんて珍しいなぁー。渚。」
「できるかどうか分からないけど……殺せんせいの命を助ける方法を見つけたいんだ。」
……やっぱり……ね。
「助けるって言うけどよ 具体的にどーすんだ?あのタコを1から作れるレベルの知識が俺らにあれば別だがよ。奥田や竹林の科学知識でさえ…せいぜい大学生レベルだろ」
「で、でも…」
「渚よ、テメーの言いたい事…俺等だって考えなかった訳じゃねぇ。」
「けどな、今から助かる方法探して…もし見つからずに時間切れしたらどーなるよ?」
ハッとする渚……。考えてなかったの??
「暗殺の力を1番つけた今の時期によ それを使わず無駄に過ごして…タイムリミットを迎える事になるんだぜ。あのタコが そんな半端な結末で 半端な生徒で喜ぶと思うか?」
うつむく賛成派の面々……。
「で、でも考えるのは無駄じゃない…」
「才能ある奴ってさ、何でも自分の思い通りになるって勘違いするよね。ねぇ渚君、ずいぶん調子乗ってない?」
「…え?」