第58章 過去の時間(殺せんせーversion)
「大動脈を破壊するなら・・・砂粒があれば充分だ」
狙撃手たちは左胸から血を噴出した。
「この1年間いつでも殺れた。3人程度ならね」
触手地雷
反物質生物の副産物である強靭な触手
これを単体で利用する研究も進んでいた
人間に移植すれば・・・
常人を超えた戦闘力が手に入り
センサーを付けた容器に詰めれば
生命を感知し亜音速で襲いかかる!!
触手地雷が、彼に突き刺さる
「この程度じゃ死にませんねぇ」
1年後にはどのみち死ぬ身
ここで死んでも構わないし・・・
地球と一緒に死ぬのも悪くない。
と思っているだろう
「増援が来たぞ!!包囲して一斉射撃だ!!」
自分の死までが見えた時
万能の殺し屋は全てが見えた気になった
どれが危険で
どれが強いか
どちらが生き残るか
あぐりは、彼に後ろから抱きついた。
すると、触手地雷のセンサー反応すると、あぐりの体に突き刺さった。