第9章 拉致の時間
「お前どっかで見たことあると思ったんだけどこれさ、お前だろ??」
ブサイクばっかりだな~。よくこんなんで、不良やってられるよ~。整形すれば、ましになるんじゃね?
「去年の夏ごろの東京のゲーセン、目ぼしい女は連絡するようにダチにいっててよ。さらおうと計画してたんだが、見失っちゃったって訳。」
……うわー。盗撮してる~。てか、神崎さん可愛い~♪
「まさかあの名門中の生徒だったとはねー?でも俺には分かるぜ?毛並みの良い奴ほど、何処かで台無しになりたがってんだ。これから夜まで台無しの先生が何から何まで教えてやるよ。」
いやー。良いです。私に言われてないけど、私……道を外したくないので~。逃げたいですね……はい。それと、その気持ち悪い顔を神崎さんから離しましょう!!可哀想ですよ~。