第57章 正体の時間(2)
「おひさー。あかりん~って言っても、毎日会ってたけど?この一年間。」
「まさか……結衣?」
「あったり~。別に隠していた訳じゃないんだけどね。あかりんだって、暫くしてすぐわかったよ。私。……それより、何で皆……固まってんの??」
「「はぁぁぁあ?じゃ、カルマは、超人気のモデルと付き合っているってことかよ!」」
「「しかも、容姿違うじゃん!!声同じだけど!!」」
うおーい。煩いな。……。
「私の本名は宮川結衣であってるよ。宮前結愛は、芸名。今まで本名を隠していたのは、特に意味もない。世界No.1の社長令嬢ってことも隠してて、噂となっているけど、それも本当。容姿は、桜色に金のメッシュだけど、メッシュのところを桜色のスプレーをするの。ただそれだけ。宮前結愛というモデルはね。」
「あなたは……」
「別に、私は宮前結愛とばれないように演技はしていたよ。でも、この教室にいた私はは本当の私。あかりんが正体を言うとき、明かそうと思ってた。私は……殺せんせーの過去に……関わる人物だから……。」