第9章 拉致の時間
「次は、八坂神社ですね。」
「えー。もういいから休も?京都の甘ったるいコーヒーがのみたいよ。」
「私も~」
甘いもの大好きだし、最高~
「飲もう飲もう!」
「いちご煮オレでも良いから飲みたい……。」
「結衣そんなに喉乾いたの??これあげるよ!!抹茶飴。」
「ありがとー。」
余計に喉乾くんじゃない??まぁーいいやぁー。
「へー、祇園って奥にはいるとこんなに人少ないんだ~」
「人混み嫌いだからこっちの方が良いや。」
「結衣ちゃんちっちゃいもんね??」
「ちっちゃい言うな!」
(からかいがえが……やっぱりあるな)
心の声が……聞こえたような……
「うん。一見さんはお断りの店ばかりだから目的もなくフラッと来る人も少ないし見通しが良い必要もない。だから、私の希望コースにしてみたの。暗殺にピッタリなんじゃないかって思って」
……何か、後つけられてるというか……妙な視線感じるんだけど……。誰か……いる??いないよね?