第50章 文化祭の時間
「いつもこうだから大丈夫だよ。ね?結衣?でも、外でやったら駄目と言ったわよね?
「………ママ……仕事じゃなかったの??」
「「(結衣のお母さん……若すぎだろ!!)」」
「仕事?あー、パパに任せたわ。それに、煩かったから置いてきたわ。大量の仕事任せてね★」
「……そう……。で?どうしたの?海外からわざわざ……」
「結衣のクラスの売上げの足しになればって。このどんぐりラーメン欲しいわ~2つお願い。」
「はーい。結衣のお母さんめっちゃ綺麗だね!!」
「ありがと。カエデ~」
「カルマ君だよね?」
「あ、はい。」
カルマが……敬語使ってる……。
明日……雪?いや、台風かな??
「いつも、結衣がお世話になってるわ。ふふっ。結衣の彼氏さんでもあるでしょ?」
そうそう。そのイケメン私の彼氏なの~
「………………え???何で知ってるの??」
「見ればわかるわよ~。結衣雰囲気変わったし、カルマ君見る目が違うもの~。」
すげぇ~。さすがだ。
うん。ママ怖い。
この人に嘘は通用しないかな。
嘘ついたことないけどね。
「その様子だと、過去の話少し聞いたのかしら?私が、義母ってこと。」
「……ま……まぁ。」
「因みにね、あのこの本当のお母さんと私、姉妹なの。私が姉。ふふっ。だから、従姉妹なのよね~。」
「あー、それ言うの忘れてたわ。」
従姉妹…だけど、皆、私を優しく出迎えてくれている。とっても優しい家族なんだよね~。
「私の昔話は、もういいよ~。てか、止めてね?」
「はいはい。「俺の結衣」あんたは黙ってて。じゃ、結衣、仕事頑張んなさいよ。私達は少しゆっくりしてまた戻るから。」
「はーい。カルマ~行こ~」
「うん。じゃ、お仕事頑張ってくださいね。」
おー、また敬語使ったわ!
明日ミラクルな事が起きるんじゃね??