第50章 文化祭の時間
「「この毒々しいやつなんか明らかに……」」
私達は、いかにも毒々しいのを手に取った。
「それが?とんでもない!西洋では「皇帝のキノコ」と称されるタマゴダケです。濃厚な美味はバター炒めで、人工栽培がまだ出来ない希少食材です」
「「ふーん、つまんねーの(つまんない)」」
「ただし、毒キノコのベニテングタケと良く似るので要注意。この中の半分くらいは毒キノコですが・・・でもねカルマ君。中にはとんでもない価値あるものが潜んでいる」
殺せんせーはキノコを1つ取り出した。
あれ……マツタケ?私嫌い。てか食えない。
「「マ・・・マツタ・・・ケ?」」
「これらを店で買ってフルコースを作れば…一人前3千円は下らない。ところがこの山奥ではほとんどが当たり前に手に入る。ハンデどころか最大の強みです。この食材は君達と同じ、山奥に隠れて誰もその威力に気付いていない。」
「隠し武器で客を攻撃か。まあ、殺し屋的な店だわな~。」
「殺すつもりで売りましょう。山の幸の数々の刃を!!」
・・・そして11月中旬の土曜、日曜
学園祭戦争が幕を開けた!!
私はなーんもしないよ?
カルマとサボるしね←。