第49章 渚の時間(2)
「……てことがいあったんだけどさ、結衣……どうしよう……。」
「あー、渚のママね……。んー、私は、渚の本当の気持ちをぶつければ良いと思うよ??」
「本当の……気持ち?」
「うん。渚は周りの人の顔色を気にしすぎなんだよ。疲れちゃうでしょ?だからそんなのはどうでもよくて、何て言うか……家族なんだし、本心ぶつければきっと分かってくれるよ!」
「そうだよね。ありがとう」
「でも、不安だ……。殺せんせーが面談相手なのは……。」
「それ……僕も思うよ……。」
こういうとき、幼馴染みの結衣の言葉は凄く心に残るし、勇気が出る。
だから……聞いてみた。