第47章 死神の時間(2)
結衣side
渚が死神に近づくと、死神が渚に猫だましをする
渚は気が遠くなる
「な・・」
「フフ」
とスウっといなくなった。
「!! 消えっ・・」
「カルマっ!」
「え?結衣??」
私は……とっさに、カルマとカエデを守った。
全員殺れたのかと思ったのか、死神は、渚の前に出た。
「『クラップスタナー』ロヴロや君のでは単なる『猫だまし』だ。この技術にはもう一段階先がある人間の意識には波長があり…波が『山』に近い時ほど刺激に対して敏感になる。相手の意識が最も敏感な「山」の瞬間に…音波の最も強い『山』を当てるんだ。その衝撃は一瞬ビビらすなんてレベルじゃない。当分は神経が麻痺して動けなくなる」
渚は、ヒザをつき倒れこんだ