第2章 E組の時間
「宮川結衣さんですか?転入初日から遅刻とはいけませんね~」
「……タコ?あなたが殺せんせー?」
「はい。」
「ふーん。じゃー、そっちのおねーさんと怖そうな人は誰?」
「俺は烏間惟臣だ。」
「私~?私は、イリーナ・イェラビッチよ。」
「殺せんせー。烏間先生。イリーナ先生。遅れましたが、今日からE組に来た宮川結衣です!」
先生の前だと……自己紹介平気なんだけど……
あの教卓の前での自己紹介は、超苦手なんだよね。何か突き刺さる視線が嫌だ。
「はい。宜しくお願いします。」
「あぁ。宜しく。」
「きゃぁ!あんた可愛いのねっ!気に入ったわ!てか、身長……ちっちゃいわね。」
「それ言わないでください。」
身長は、142なんだよ。……小さい?そりゃーそうでしょうね!
悪戯、挑発、いやがらせ、喧嘩は好きだよ。
関係ないけどっ!!
「じゃー、もうお昼ですが、自己紹介をしましょう。ヌルフフフフフ。」
え……その笑い方……うけっ!!