第44章 特別授業の時間
「・・・ベタな騒動起こしやがって」
「俺が行くよ。岡島棒倒しのアレな」
「オッケー」
「今度は下の安全見とかねーとな」
「…さくらちゃん。あの木の上を学校だとして、地ベタの上を学校外だとするならば、お兄ちゃん達は皆…地ベタの上で力をつけたんだ。木の上の人を見上げながら…。木の上の人から見下ろされながら」
ふと、あの、腹黒生徒会長が思い浮かんだ。
っち。ムカつくよ。うん。
木村「よーしゲット痛った!」と猫をつかむ
「高い所の怖さをいっぱい学んでから登り始めただからこそ高い所でも自在に動ける。それでも…いつのまにか高い所の怖さを忘れて、地ベタに落ちちゃう事もあるけどね~?私達。」
「・・・あんたら・・・一体・・・」
「施設で学ぼう。学校行くのは作戦を立ててからでいい」
「「ここだけの秘密の勉強を教えてあげる」」