第37章 渚の時間
「あったり前じゃん!育ててもらってないし、血も繋がってないし、こんなチンチクリンな奴が父さんとかだったら、この期の人生最悪だもん!バカなの?父さんって意味分かる???」
「何だと?このガキ!解毒剤は俺の気分で爆発するんだぞ!!」
「結衣!やめな。」
「……私は悪くないし。謝んないからね。」
こいつムカつく……超キモいし。
嫌だな。
「屋上へ行こうか。愛する生徒たちに歓迎の用意をしてあるんだ。着いてきてくれるよな?お前らのクラスは俺の慈悲でいかされているんだから。」
そんなのテメェーの勝手だろ!!
しかも愛されたくないし、生理的に無理だし。