第32章 夏の暗殺の時間
その後ホテルに戻った私達……
「着替えてくる……ね。」
「うん。」
予備用の服持ってきといて良かった……。
薄ピンクのノースリーブのトップスに、
ジーンズの短パンに、太ももまでくる長い靴下
うえに白いカーディガンを羽織れば……うん。何とかなった。
濡れた服の後始末をしてると……
「結衣!」
「うわっ!カルマ君?!どうしたの?」
「良かった……。とにかく大変なんだ。すぐ行くよ。」
え?何が?
「……え?何これ?」
皆が倒れていた。
「結衣も倒れてるかと思った……」
何が原因?……ディナー……違う……
飲みもの?……まさか……トロピカルジュース?