第32章 夏の暗殺の時間
……てか、さっきより、黒くなってない?
燃えつきたなにかだよ……。うん。
「……先生にとって……船酔いなど「「だから、黒いって!」」……そんなに黒いですか?」
「前も後ろもわからないよ。」
「どうにかしてくれない?」
片岡さんの言う通りだよ。
「皆さん!お忘れですか?先生には月1の脱皮があることを……黒い皮を脱げば……ほら元通り。こんな使い方もあるんですよ。本来はヤバイときの奥の手ですが……にゅやあぁあ!!」
……。どうすんだ。戦力減らして。
「何で、こんな、ドジいまだに殺せないんだろう。」
確かに……。何で殺せないのかね……。
「メシの後は暗殺ですよ。殺せんせ~。このホテルの離れの水上チャペルで。」
この日のために皆……頑張ってきたんだ。
絶対成功させる。
殺せなくても……追いつめたい。