第24章 夏の時間
「結衣?」
そんな私に気付いたのか中村さんが声をかけてきた。
「今さらだけどさ……水着って……体のラインがくっきりするから……やだ……」
「いーじゃん!胸あるし、痩せてるし……」
「ちょっ!中村さん?!やめっ。きゃっ!」
「おりゃ!おりゃっ!!」
「のわっ!」
ドンッ!!いたたたっ。
「ごめっ……うわっ!カ……カルマ君!!」
「大丈夫?プールでこけるとか止めてよね?俺がいなかったら……溺れてたよ?中村さんもあんまり苛めないでね?苛めて良いの俺だけだから。」
何か凄い会話してない??
私……苛められるの嫌なんだけど……