第28章 期末テスト
そう、考えを纏めてから…
私は、涙をぬぐった。
…泣いたら、大分すっきりしたな。
精霊『やっと…吐き出せた?』
恵土『力は?』
力『…主よ、使いたければいつでも使え。
それと…
一つ言わせてもらうが
この力を使えない相手に対して
護るために使うことは、決して「悪」ではないと思うぞ』
恵土『…ありがとう(微笑)
でも、決めたんだ…
あいつを救うために、私ができることを。
だかr
エージェント「ぱっぱと来い!」
恵土「あ、はい!」
そうして、駆け付けると…
エージェント「…吹っ切れた顔をしとるな。
一皮むけたか?」
恵土「はい!」
そう言われ、強く頷いた。
先程まで、イライラして悩みまくっていた自分とは違う。
もう、腹を決めた。
この道を、突き進んでいくって…
エージェント「ふっ。
もう、使命感にとらわれてはおらぬのじゃな」
恵土「自分は…
自分という名の道を進んでいきます(微笑)
私は…「恵土」ですから!(ぐっ!」
微笑みながら、左拳を握り締めて語ると
それを見たエージェントは
さも眩しそうに、目を細めながら笑った。
エージェント「ならよい。
エクシードに負けんぐらい、真っ直ぐな目じゃ。
持ち続けろよ。
ヒーローが、ヒーローであるためにもの」
恵土「はい!!」微笑&頷く
そうして…
歩いている間に、あっという間に運動場につき……
エージェント「では…始めるぞ。
待った無しじゃ」
恵土「来い!!」
それから後…
戦いが幕を開けた。
だが、私は神の力は使わずに闘い抜き
全力のタイマン勝負で
エージェントを気絶させて、勝利を収めた。
20分にも渡る戦いは、こうして幕を下ろし
結果、文句なしの合格となったのだった……。