第24章 職業体験(初日)
~おまけ~
エージェント「やれやれ。
こういった所もそっくりじゃのお(苦笑」
そう、嬉しそうに笑う中…
恵土はいびきをかいて、気持ちよさそうに眠っていた。
まるでたまった疲れをいやそうとしているかのように見えるそれは…
数十年前、視た光景と同じものだった。
というのも…
エクシードが学生だった時……
恵土父「装備を作ってくれるんですか!!!!??
伝説のあなたが!!!!!」
エージェント「ああ;少し落ち着け」
恵土父「伝説のあなたが!
伝説のあなたがああ!!!」
エージェント「落ち着けと言うとろうが!」
ばしぃん
恵土父「はっ)すみません!;(90度お辞儀」
エージェント「それじゃあ作りにかかるから
お前さんはここまで来た疲れをいやしなさい」
そう、二階のベッドがあるだろう方向を指さしながら言ってから
エージェント「さてと、やるか」
腕まくりして作りにかかっていると…
今で言う恵土と同じタイミングで
エージェント「…;何しとる?
と言うか、暑いんじゃが;」
恵土父「エネルギーを送っております!!(微笑」
エージェント「なぜ?;」
恵土父「力を強めるからです!!」
エージェント「無個性じゃろう;」
恵土父「それでも気功は使えます!
それに!
私の装備なのに、何も手伝わないでいるなど考えられません!!(くわっ!!」
真剣な表情で言う言葉も、態度までも…
本当に、似ていた。
エージェント「…ふっ(微笑)
勝手にせい」
恵土父「はい!!」
その実直な姿勢に
どんな理不尽とも、不屈に立ち向かおうとする姿勢に…
わしは惚れて、作ってやりたいと思えた。
隠居生活のように、隠れておったが…
こいつにだけは、特別に指名したいと思った。