• テキストサイズ

越えてゆく者【ヒロアカ】

第23章 修業





恵土「この世界ごと、穢れを祓うために消滅させるしかねえ。

でも…それをしちゃいけない。



幸せをかみしめていた時代があって

それを壊していいことにはならないから、護らなきゃいけないから。


大変だなあ?

自分の時は、真逆のことしかされなかったのによお。



自分を大事にしろ?

はっ(微笑)


言われたことねえのにできるかよ!


そんなこと教えてもらったこともねえのにできるかよ!!



あんな風に保身だけやって

へらへら笑ってる奴等と同じなんかになりたかねえんだよ!
こっちは!!」


湧き出る想いに歯止めはかけられず、次々に湧き上がってきた。



焦凍「?

どうした。大丈夫か?」

恵土「…ふっ(微笑)

ちゃんと向かい合ってくれる人はいいなあ。


穢れ切った世の中でも…

全員が全員じゃないって、やっとわかったんだ」



その直後…


精霊『!』

その表情は、いつものような温かい笑みに変わったらしい。


先程まで感じられた、冷酷や軽蔑などの冷たさから変わったそうだ。



恵土「そうじゃない人たちと、やっと出会えたんだ。


だから…

無駄になんて、したくねえんだ」


精霊『…そうならそうと纏めなさいよ』

恵土「悪いな。私は根っからの不器用もんでよ。


でも…

やるからには徹底的にやる派だ、私は」


焦凍「さっきのはガス抜きか?」

恵土「ん(頷く)

多分そう。
感情が爆発して、押さえ込んでたもんが勝手に出されていったって感じ」


焦凍「そうか。

俺でよかったら後で聞くぞ?」

恵土「うん。ありがとう。

んじゃ、そっちも話せよ?」


焦凍「くす)いいが、今夜は長くなるぞ?」

恵土「ああ(微笑」


そうして、私たちは笑い合った。


打ち明けられる人がいること。

その存在は、本当に大きいと思う。



それから…

私は、焦凍と戦いだした。



あと、戦いが始まって
ショートが個性を使いだしてから思ったんだけど…

やっぱ、威力が大きいだけに扱いが雑だな。


繊細さに欠ける。



戦闘背景、戦い終わってからの指南などについては

細かくは次のページへ、明日に更新します。


/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp