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越えてゆく者【ヒロアカ】

第23章 修業




恵土「…でも、責任持ってました」

オールマイト「!」


恵土「初めて弟子をとって。それがイレイザーで。

潰れないように、真剣に向き合って。


ちゃんと、相手に合わせた戦いを考えてました。

そしてまた…
自分一人でも冷静に状況を分析し、戦えるように……



デッ君には、分析力があります。

長年にわたって培ってきたノートで。


でも…

あのままじゃ、腕が使えなくなる。
かといって足にしても、同じようになる可能性が否めない」


オールマイト「…」


恵土「私が言いたいのは…


師なら…
弟子のこと、ちゃんと見ろよ。

あんな無茶して、何にもなかったみたいに繰り返していったら…


肝心な時、信じてもらえなくなるぞ。

それを心配してくれてる、身近な人とか」


オールマイト「…肝に銘じておくよ。

ありがとう。


そして済まない。

私は…まだまだ教師としては不十分だな」


恵土「そりゃそうだ。

対ヴィランでは長年やってても
教師としては、始めたばっかりの新米なんだから。


目の向け方も違えば、見えない部分もあって

それで…最悪の結果になりうることだってある。


それを予見して、私は話してるわけだけど…

やっぱり、不安なことには違いないよ」


オールマイト「…そうか。なるほどね」

恵土「…じゃあ、私は行くから。

デッ君には伝えれば?
いつかでいいから、ちゃんと向き合って腹割ってさ」


そう言って、背を向けて去ろうと歩き始めた時


ざっ

恵土「…何のつもりだ?」

オールマイト「…ありがとう」


頭を下げしてきた。



恵土「…誰でも、至らない点はある。

要は、それを認められるか認められないかだ。


私は…それが目に余るもんだったから、口を出してしまった。

見てられなかったから。



ただの独りよがりっていうか、エゴみたいなもんなんで。

逆に…ごめんなさい(お辞儀」


オールマイト「いやいや。十分参考になるよ!

だから…これからも何か目についたら教えてくれないか?


君の予感は当たるし、助かるからさb(ぐっ」


その言葉が驚きで、私は目を丸くして…



恵土「!

…(微笑)


はい。

そういうとこヒトとして好きですよ、そこだけ」

オールマイト「え!?;」


そうして、教室に戻った。


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