第21章 見舞い
やっぱり、心配だなあ;
結局、どういう感じだったのかまでは聴かなかったし…
でも、出血がひどかったから脚の神経が切れてる可能性も…;
う~ん;やっぱり気になる;
瞬間移動でパパッと送れたにしろ、やっぱり危険な状態には違いないし;
っていうか…
花束でよかったのかな、見舞い品;
花屋さんが目の前にたまたま見えたから選んじゃったけど…;
確か、好きだったよね。この花。
そうこう考えている内に…
インゲニウムの病室までたどり着いてしまった。
恵土(こうなったら腹を決めるしかない!)←拳握る
そして今、腹を決めてノックをし
返事を待ってから、入ってみると…
恵土「インゲニウム、大丈夫…か…;」
尋ねようとした直後、見知った顔が目に入り…
途中で言葉が止まると同時に、固まってしまった;
飯田「!…恵土君?」
インゲニウム「…ああ。
…彼女が、助けてくれた(微笑」
飯田「!」
インゲニウム「緊急で、呼び出して…悪かった。
ありがとう」
恵土「い、いや。
気にしなくていいよ^^;
というか…
飯田とは、どういう関係で?;」←気になってた
インゲニウム「…俺の、自慢の弟だ」
飯田「!」
恵土「おお。そうだったんだ」
インゲニウム「ああ…
天哉とは同級生だったのか」
恵土「あ、うん。
いつもお世話になっております(お辞儀」
深々と頭を下げ
それから、インゲニウムと飯田の母親へ花束を渡した。
飯田「恵土君…
本当に、ありがとう!!
兄の命の恩人だ!(ぎゅううっ!!」
そして飯田は
私の手を取るや否や、握り締めてきた。