第18章 緊急応援要請
恵土「だ~もう!;
インゲニウムめ!
こんな時に…応援要請なんてええええ;」
そう心中の叫びを、小声で呟くようにしながら走っていく中…
プルル♪
恵土「誰だよもう!」
ぽちっ
相澤「どうした?」
恵土「緊急応援要請!さいなら!」
ぶちっ!!
その頃、会場では…
マイク「なんて?」
相澤「緊急応援要請だと。
あらかた、どっかのヴィランが暴れてるんだろ」
ちょうど、昼休憩も終わって
競技が開催される所だった。
というか、会場で出るのに迷って時間食った;
ちなみに言うと…
会場から保須市まで、結構離れている。
恵土「俊典はもう、1日に50分前後しか活動できない。
こっちもこっちで、やることやらないと…)
急ごう。
あいつが雄英体育祭だって解っていながら呼ぶってことは、相当危険ってことだし(ぼそ」
電話を切った直後
私は、力を使って保須市まで飛んでいった。
が…
『こちら保須警察署。至急応援頼む!』
無線が聞こえたと同時に、辿り着いた。
そこに居たのは……
ステイン「名声……金…
どいつもこいつもヒーロー名乗りやがって…
ハア…ハア…
てめえらはヒーローじゃねえ…彼だけだ…
俺を殺(や)っていいのは…ハア~…
オールマイトだけだ」
恵土「!」
『「ヒーロー殺し」が現れた!!』
その無線の声を聴きながら
ビルの屋上から、見下ろしていた。
その場所には…
インゲニウムの近くに、ステイン(ヒーロー殺し)がいて
刃物をなめながら、そう語っていた。
刃についた血をなめってんのか?