第10章 襲撃
恵土「…よく、解ってるよ(俯く)
だけど、私の答えは変わらない。
その痛みも、よく知ってる。
それでも、私は…
これから生きるだろう人たちの未来を護るために戦う!
その問答は…9年前にもした!!」
82~87参照。
「なら来い!!
全力でねじ伏せてくれる!!」
そう叫ぶや否や
凄まじい衝撃波と共に、私たちはぶつかり合った。
受け流すと同時に無効化。
光速を、遥かに超える。
光所か、空間さえも置き去りにして…
周囲の影響を考えながらも、完璧に正確に……
一瞬で、ぶつかり合ったことによる衝撃波が
瞬く間に、次々に絶え間なく起こり続ける。
それらは…
1秒につき、30兆ほど。
しかし、目視できるのは
その内の、たった30でしかない。
それぐらい、ゆっくりな動きはなかった。
だが…
そんな戦いの最中、異変は起きていた。
ヴィラン、黒霧は13号と生徒に迫り
イレイザーもまた、主犯に戦いを通して分析されていた。
そして……
戦いは生徒をも巻き込み、熾烈を極めていった。