第3章 個性把握テスト
外に出てから言われたことは…
相澤「これから個性把握テストを行う」
「個性把握テスト!?」
「入学式は?ガイダンスは?」
相澤「ヒーローになるなら
そんな悠長な行事出る時間ないよ。
雄英は自由な校風が売り文句
そしてそれは先生側もまたしかり。
お前たちも中学の頃からやってるだろ?
個性使用禁止の体力テスト」
そう言いながら見せるスマホの画面には…
ボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、
握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈
国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。
合理的じゃない。
ま…文部科学省の怠慢だな」
恵土「私小学校中学校飛び級したから受けてない」
相澤「じゃあお前だけ個性使用禁止な。
もし使ったら星ごと消滅しかねない」
恵土「ガーン!!)私だけ!!??・・;」
「そんなに凄いのか…;」
「流石特例;」
ぼそぼそとささやかれる中…
相澤「実技入試成績のトップは爆豪だったな」
恵土「おー、かっちゃん凄い!(微笑」
相澤「スルー)
中学の時、ソフトボール投げ何メートルだった?」
勝己「67m」
相澤「じゃあ個性を使ってやってみろ。思い切りな」
そう言って、ボールを渡すと
受け取ってから、準備運動をし出し…
勝己「球威に爆風を乗せる…)
死ねええええええええ!」
『…死ね?;』
相澤「まず自分の最大限を知る。
それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
そう言って見せるスマホの画面には
『705.2m』といった数字が表示されていた。
そんな中…
「何これ面白そう!」
「個性思いっきり使えんだ。さすがヒーロー科!」
相澤「面白そう…か。
ヒーローになるための3年間
そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?
よし、8種目トータル成績最下位の者は
「見込みなし」と判断し、除籍処分としよう」
オールマイト(相澤君か…こりゃいきなりどでかい受難;)
そう言い放たれる中…
オールマイトが見ている資料には
除籍指導回数154回、謹慎指導回数62回、遅刻0回といった文字が…;