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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第110章 110話




せっせと働くアリの気持ち


「ふっ…、しょ…っと   はぁ…」




〈少し前〉


キルアから口座への入金方法を教わり、携帯でノヴさんへ報酬を送るとすぐにメールで返事が来た。

借りる手筈の部屋に指定のカーペットを敷いてくれたらしい。
そして使う予定もないからと、早めに部屋を明け渡してくれた。



わ~!めっちゃ助かる!ノヴさんありがとう!

存外親切なノヴさんに感謝をしながら、早速4次元マンションに敷いてあるであろうカーペットをイメージし能力を発動させる…



「っよし!!」


移動した先には、広い体育館ほどの無機質な真っ白い空間が広がっていて
すぐに思惑が成功したことを理解した私は、誰にも聞かれていない事を良い事に大きな声を出してガッツポーズをした。
ここはノヴさんの4次元マンションの中、足元には預けたカーペットが敷かれている。そしてその裏には私が書いた神字…
つまり、私の能力でノヴさんの念空間へも飛べることがこれで判明した。



そして現在は、沢山の水や食料をたった一人で運び込んでいる。


まったく…働きアリの気持ちが解るね…。




私は今、500人分の一週間の食料や寝袋、生きるのに十分な設備と少しの娯楽まで用意している最中です。

あとは~…

「まって…仮設トイレってどこで買えるんだろ…」



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