第10章 告白
「・・・ねぇトド松くんッ・・・手、痛い・・・」
ト「え?・・・あっ、ごめんねッ」
引っ張られながら公園の辺りまできて、止まる気配がないので自ら声をかけるとすぐに立ち止まりパッと手を離してくれた。
「あの・・・ごめんね、さっき。私のせいで誤解されちゃって・・・」
おそ松くんや一松くんに誤解されてしまったことが申し訳なくなり小さく頭をさげる。
ト「んーん、ボクは別に誤解されたっていい。・・・むしろ、誤解された方が好都合かも、なんてねっ」
「え?・・・好都合?・・・」
意味がよくわからないことをさらっと言いながらにっこりと首を傾げているトド松くん。
ト「そう、好都合っ!ボクたちがそういう関係だって兄さんたちが勘違いすれば、誰もななみちゃんに手を出さなくなるかもでしよ?」
人差し指を立てにっこりとウインクをしている。
ーーーかわいい!・・・じゃなくて、ありがたいけど、そういう関係ってなんなんだろう・・・まさか、セフレ?!・・・いまここでセフレ宣言されたらどうしよう耐えられない!