第1章 出会い
ーーーこの人さらっとなに言ってるの?行くわけなくない?やっぱり危ない人?さっき出会ったばっかりじゃん。ひとまず断ろう・・・
「あ、いえ・・・急にお邪魔するのは迷惑ですので・・・」
申し訳なさそうに愛想を振りまきながらやんわりと断る。
お「いやいやいや!迷惑なんてそんなことないから!見においでよ猫!家すぐそこだし!」
ーーーうわ、なにこの人しつこい・・・やっぱり危ない・・・
「本当に、今回は・・・」
胸の前で両手を広げわざと引き気味に断る。
お「ちょーー人懐っこいんだぜ?うちの猫!たぶん君にもすぐに懐くさ!」
尚も引かない彼。本当に猫を見せたいだけ?
でもまぁ、こうして2回も会ったんだしこれも何かの縁かな・・・
「じゃぁ、少しだけ・・・」
こうしてお店を出て、彼の家に向かうことに。