第12章 デート
「・・・っ!?」
チョロ松くんのその一言ですぐに車が停まった。
ーーーえ、なに、ここで停めちゃう!?周りなにもないけど!てかなにここ!喋ってて気がつかなかったけどだいぶ山奥じゃない!?
チ「ありがとうイヤミ、それじゃまた後で。」
そう言ってチョロ松くんはドアを開け降りた。
まさかこんなところに置き去りとかないよね?・・・
チ「なにしてるの、早く降りてよ。」
周りをキョロキョロと伺っているとチョロ松くんに急かされた。
「・・・はい・・・・・」
恐る恐る降りるとチョロ松くんがドアを閉め車は走り去ってしまった。
周りを見ると木、木、木。
ひたすら木。
こんな所にきてなにするつもり?・・・まさか殺される!?
チ「ついて来ないと遭難するよ。」
チョロ松くんの声で我に返りそちらを見ると10mほど先を歩いていた。
「ちょっ、待ってください!」
こんな場所に1人になるのも怖くて、走ってチョロ松くんを追いかけた。