第18章 ＊猫と私③

研磨は私に言われた通り、キスをしてくれて片足の裏に腕を入れて持ち上げられる。
すると、ゆっくり動いていた研磨の腰が少しづつ早くなり、合わさっていた唇の隙間から我慢していた喘ぎ声が漏れていた。


「あっ、んふぅっ！んっ」
「はぁ、あやねの中…気持ちいい…っく！」
「研磨ぁ、大好き…」


研磨の首に抱きついて、下から突き上げる快感に目の前が真っ白になっていく。
自分でももうイクッて分かる。
すると、研磨がそんな私に気付いたのか奥の部分を強く刺激し始めた。


「あぁぁっ！！それ、されると！んっあっあぁん！」
「いいよ、イって…んっ」


私がイクと研磨も続いて中でイったのが分かった。
お互いに乱れた呼吸で大きく肩を揺らしてキスをする。


「んっ…研磨、大好き」
「おれも…あやね、中入ったらもう一回していい？」
「え？……」
「だめ？」


少し頭を傾げる研磨。
研磨は無意識だろうけど、それ……すっごく可愛いくて駄目何て言えないよ…。


「…いいよ」
「うん、ありがとう」


ある意味降参した形だけど、嬉しそうに笑う研磨が私に抱きついて甘える姿は、可愛過ぎて何だか癖になりそう。


「でも、中に出すならちゃんとゴムしてね」
「してるよ」
「えっ！？いつの間に！？」
「挿れる前」
「嘘！？全然気付かなかった…」


私が驚きを隠せずにいるといつものクールな表情でVサインをする研磨。


それだけ私が行為に夢中になっていたのか、研磨のスキルが高いのか…何だかそんな事を考えたらフッと笑えてきた。


そんな私を研磨に見られないように手を引いて部屋の中へと入り、久しぶりにゆっくり研磨との甘い時間を過ごしたのだった。