• テキストサイズ

暁の空【気象系BL】

第20章 二・其ノ玖


花さそふ嵐の庭の雪ならで 



ふりゆくものはわが身なりけり



******




松『では、私は一足先に戻ります。 また明日の


夕刻にお迎えにあがります故』



櫻『べ……別に迎えになど来なくともよいわ。

一人でも帰れる!』




松『私がそうしたいのです… 』




櫻『全く…… 好きにしろ……』




松『そういたします。 では、また明日。』



そう言うと逃げる隙も与えず、唇を合わすと忍者の黒装をまとい闇夜に消えていった。





櫻『…ふん。 どこまで本気だか…わからん。

それに私は智様の事だけで……他など……』




一人そうつぶやくと布団を被るようにして床についた。



/ 180ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp