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レイジーシンドローム

第2章 季節の変わり目


ぎしっ・・・。
ベッドが軋んで、ベッドの上から香苗の存在が消えたことを啓太は感じる。

・・・帰るのか。

存在感が消えたベッドのように、啓太の心にもまた、何か持って行かれたような感覚が生まれる。
でもこの寂しさはきっと、香苗さんというより、失恋による喪失感。
そう言い聞かせると、ふっと視界が真っ暗になった。
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