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レイジーシンドローム

第1章 熱帯夜


「別れたら彼氏じゃなくなるから、会いたいって気持ちが消えるかもーとか、そう言いたいわけだ?」
香苗の解釈に啓太は頷いて答える。
「別れたからって寂しく無くなるわけないよね。」
「でしょー!?」
啓太は身を乗り出さんばかりに意気込む。
「俺もそう言ったんすよ。寂しくさせたのは悪かった、でも別れるのはおかしいって。」
でもアイツ、全然聞かなくって。
啓太は肩を落として現実を話す。
「そしたら電話切られて、折り返しても出ないし、メールも返信してこないし・・・こんなの初めてで。」
啓太の目が少し潤んだ。

「香苗さん!俺どうすりゃいいんすか・・・!?」








「連絡来るまでほっときゃいいんだよ。」

終止腕組みして聞いていた香苗は、けろっとした顔で即答した。
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