第5章 TIME SLIP 〜アラン〜
「ほら、あいつにも見えるように脚開いて。
もしかして、もう下着まで滲んでんじゃねぇの?」
「すげぇ……エロいな……。」
正面に座ったアランが思わず呟いた。
「俺が惚れた女だからたまんねぇだろ。
おまえは俺だもんな。
おまえだって、そこ、ガチガチに反応してると思うけど。」
「……っ!うるせーな。」
アランの容赦ない言葉に、赤くなるアラン。
「アラン……。」
堪り兼ねたミルクが、膝に置かれたアランの手をギュッと握る。
「悪いな、こいつが我慢できないみたいだから続けさせてもらうぞ。」
アランはアランを見てニヤリと笑うと、ミルクの中心に触れた。
「ぁあんっ」
身を捩り、ミルクは脚を閉じようとする。
「やっぱびしょびしょだな。
脚閉じたついでに全部脱ぐか……あ、おまえ脱がせてやれば?」
「えっ」
「はぁ?」
「おまえはいいだろ、あいつ、俺なんだから。」
ミルクにそう言ったあと、もう一度過去のアランに聞く。
「どーする?」
過去のアランは生唾を飲み込むと、ミルクに手を伸ばした。