第6章 Good morning〜花巻貴大〜
朝。
雀が鳴いている。
ちゅんちゅん。
気怠さの残る体を起こして、
思い切り伸びをする。
俺の体重移動に伴いベッドが軋む。
「…まだ起きませんか」
隣で眠っている彼女の頬を撫で、床に
脱ぎ捨てたままだったTシャツを着せる。
青葉城西高校男子バレー部
サイズ感がいいだのなんだの言って、
半ば奪うように泊まり着にしやがった。
白は透けることをわかってねぇな。
時計を見ると、7時前。
高校生カップルが起きるにはまだ早い。
じじいじゃあるまいし。
「あー…腰痛ぇな」
決してアンナコトやコンナコトを
したわけではない。
断じて!!!!
神に誓おう。
昨夜、慣れないトレーニングをして
筋肉痛になっただけだ。
俺らは健全なお付き合いだぞ?