第1章 Guess what!〜及川徹〜
「及川せんぱ〜い!」
「あっ、由仁ちゃん」
「お弁当作ってきたんです、
食べますか?」
「ありがと〜!」
由仁ちゃん…。
次の彼女か。
別れたの、つい2週間前でしょ?
どんな神経してんのよ。
「あれれー?あそこにいるの、
あんず…」
「んー?…そうだね、小鳥遊だね」
「確か、及川先輩の前の彼女…」
「…そうだね」
「あんま可愛くないし、何より陰気」
「…ね、人の悪口はやめよう?
由仁ちゃん、不細工になるよ」
「それはヤダ〜!」
キラキラと輝く小さなピアス。
一軍って感じ。
及川さんの横も、似合ってる。
私とは大違いだ。
私なんかがあの人と付き合うから
いけなかったんだ。
私は静かにその場を去った。