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Love Delusion…
第11章 私流コーディネート ♥︎ 〜瀬見英太〜
「何、馬鹿な顔してんだよ」
シャワーから戻った瀬見くんが、私の顔を見て笑う。
声がした方を振り返ると、上半身裸でズボンを履いただけの瀬見くん。
『ちょ…っと、馬鹿!服着てきてよ…!』
恥ずかしくなって、枕で顔を隠す。
心臓の音がドキドキうるさい。
「…恥ずかしがんなよ、今からもっとすごいことするんだぜ?」
枕のお陰で瀬見くんとの遠近感がおかしくなって、いきなりの近い声に驚く。
「でも、その前にさ」
結木の気持ちも、ちゃんと聞かせてくれよ。
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