第4章 黄瀬くん!!
「お待たせ黄瀬くん」
「洗い物?」
里奈は頷いた
「お疲れ様」
「ありがとう黄瀬くん」
「明日あの犬がみつかるよう頑張ろうね!」
「う‥うんそうだね!見つけようね」
里奈は胸がいたんだ
いつまでもこのままのわけにはいかない
それは里奈もわかっている
「またききこみから始まるっスか?」
「そうだね‥そうしようっか!」
「早く見つけないと連休終わっちゃうし‥」
「そうだね!」
里奈は笑顔でいるのが辛かった
(黄瀬くんをひとりじめしたいけど‥そんな事したら皆に恨まれるし‥黄瀬くんも困るよね‥?)
「‥里奈っち?どうかした?」
「あ!ごめんね!ボーッとしてたよ‥私‥ハハ!」