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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》

第5章 愛の溢れた、黒い太陽


僕は自室で、眠っていた。
眠っていると言うより、ただ目を瞑っていたと言うのだが、思い出を、瞼の裏に重ねて、悲しい蓋で隠された、もっと古い過去。
夢を見るように探ってみた。

赤いルビーの瞳の兄が、抱き締めてくれた温もりを。
二度と感じることの許されない、愛を纏った思い出を。

一人で、見たい。
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