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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》

第5章 愛の溢れた、黒い太陽


「十四松」

「何っ…?」

怒気を含んだ声だが、返事はしてくれたので続けよう。

「おそ松兄さんは、悪魔なんだよ。」

そう、おそ松兄さんは悪魔だ。
あの優しく笑った笑顔なんか、もう二度と会えないのに。
それでも二人は、兄さんを愛して、会いたがる。
トド松だって、十四松を助けたいなんて建前を造って、本当はおそ松兄さんに会いたかったんだろ?
二人は馬鹿だね。
あの優しい笑顔は、もう二度と戻らないというのに。
分かってて、嫌な事から目を背けて夢を見る。
そして、逃げたせいで、どんどん深くおちてゆく。

「悪魔なんかじゃないっ!」

「悪魔だよ。兄さんも、トド松も、お前も。」

みーんな悪魔。
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