【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》
第3章 黒を纏った、汚れなき心
今日も、十字架の中は窮屈で退屈。
俺が十字架から出られるのは、一松が脳を休めた時間だけ。
つまり、眠っている時だ。
あ、窮屈といっても物理的に入ってるわけねーから!てか十字架の中にどやって入るんだよ!
…つまりあれだ。俺の魂だけ十字架に封印されてんだよね。だから一松から出られない。
てか、一松の身体に憑いたら良くね!?…あぁダメだ。俺神に祈るとかできねー。
うーん、出てぇなぁ…。十四松にも何年も会ってないしなぁ…
あいつ…魔界でもやってけてるかな?
あー!もう出たい!もどかしい!一松早く十字架割れよ全く!
神父の大事なプレゼントって………
あいつがどんな人間なのか知らねぇクセに…
あいつは、
神父の顔した悪魔のクセに……